令和7年9月定例会(第3回)9/5 小澤宏司議員 個別質問(抜粋)

令和7年9月5日 定例会(第3回)個別質問

◆小澤宏司議員

皆さんお疲れさまです。市民クラブの小澤宏司でございます。
本年度は戦後80年という歴史の節目を迎えた年であります。戦争で命を落とされた方々の御霊に深く哀悼の意を表するとともに、恒久平和への誓いを新たにいたしました。
戦争を体験された方々や御遺族の高齢化が進み、今や国民の9割が戦後生まれとなった現在、戦争の悲惨さや平和の尊さを次の世代に語り継ぐことは、私たちに託された責務であると考えております。先人に守っていただいたこの国日本と八千代市の持続可能な発展と、全ての市民が希望や郷土愛を持って暮らしていけるまちづくりの発展を願い、質問させていただきます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
議長のお許しを頂きましたので、早速質問に移らせていただきます。
本日の質問は大きく3つ、公共施設について、地域の個性を生かしたまちづくり、地域経済が元気なまちづくりについてですが、公共施設については、先ほどの山口議員とほぼ同じ内容となりましたので、意見のみ述べさせていただきます。
ふれあいプラザ、清掃センターに対する私の質問の願意は、この2つの施設は密接なつながりがあるということで、今回は改修工事だけれども、その先もしっかりと見定めていただきたいというふうに考えております。
先ほど、山口議員への答弁で、基本的な考え方としては、総量の削減、維持管理コストの縮減、歳入の確保と答弁を頂いておりました。
焼却処理施設のエネルギーの再利用は、焼却熱を利用した蒸気タービンでの発電や、生ごみなどのバイオガス化、焼却の排ガスから膜分離法によるCO2回収など、多岐にわたります。どこまでやるかによっては、土地の拡張なども考慮しなければならないと思います。改修工事も恐らく今回が最後になる可能性が高いことからも、中長期的な視点と将来を見据えての計画をお願い申し上げ、次の質問に移ります。
それでは、服部市長のビジョンより、地域の個性を生かしたまちづくりについて伺いたいと思います。
まず、夏休み中に開催された子どもサミットについて伺います。
本年度のテーマと内容についてお聞かせください。

○澤田新一副議長 執行部の答弁を求めます。
嶺岸秀一教育長。
(嶺岸秀一教育長登壇)

◎嶺岸秀一教育長 8月1日に生涯学習プラザにて行われました八千代子どもサミットは、平成22年度から数えて今回で18回目の開催となりました。
今年度のテーマは、平仮名表記で「みとめあい-自分も相手も尊重-」であり、本テーマは、昨年12月、第13回冬サミットにて、市内全中学校の代表生徒が集まり、一人一人が主体的に、そして粘り強く話合いを重ねて決定いたしました。
今回のサミットの内容につきましては、1つ目として、市内の各校または地域で行ったSDGsに関する取組の紹介。2つ目として、高校生、大学生とともに、認め合いについて考える異校種ディスカッション。3つ目といたしまして、学校にとどまらず、市内全ての認め合いが浸透し広まっていくために、一人一人がどのような行動を取っていくべきなのかなどを課題として話し合う全体ディスカッション。この3部構成で実施したところでございます。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 ありがとうございます。
例年は、地域の大人がメインで関わっていたと思うんですが、高校生や大学生も参加したということで、どのような対話があったのか気になるところですが、今回の見どころはどのようなものだったのか、お聞かせいただければと思います。

○澤田新一副議長 嶺岸秀一教育長。

◎嶺岸秀一教育長 見どころのポイントといたしましては、大きく2点あったと捉えております。
1つ目に、市内の高校生や大学生と交流する時間を設定できたという点が挙げられます。お兄さんやお姉さんの世代に当たる方々は、年齢が近いということに加え、大人としての見方や考え方も持っております。サミットの子供たちにとって、身近で親近感が湧く世代の近い方々と交流し、質問をしたり、考えを聞かせてもらう機会を得るなど、とても貴重な経験をすることができたのではないかと考えております。
2つ目といたしましては、八千代で学び生活する小・中学生が、本市の課題について真剣に考え、未来のために何をすべきかについて、本音で熱く議論を交わし合えたという点です。
クライマックスとなったのは、全ての参加者が集まった全体ディスカッションの場面でございました。子供たち一人一人が自らの思いを真摯にぶつけ合い、テーマへの考えを深め合うだけに終わらず、互いを認め合いながら、最終的には行動につなげる決意を交わし合う姿が見られたことに、参加者から、八千代の子供たちの底力、そして頼もしさを感じた。子供たちの真摯な態度に大人たちも頑張らなくてはいけないと切実感を持ったという声も頂戴したところでございます。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 ありがとうございます。
答弁を伺う中で、とてもすばらしい体験ができたのだろうということが想像できますが、せっかく得た気づきを、どのようにおのおのの学校にフィードバックするのかという視点も大事だと思いますが、今後の流れというか活動はどうなっているのかお聞かせください。

○澤田新一副議長 嶺岸秀一教育長。

◎嶺岸秀一教育長 今後、子どもサミットの活動は、市内全ての小・中・義務教育学校の代表者からの情報提供がなされ、全児童・生徒による課題意識の共有を通し、学びで終わるだけではなく、生活に反映させるべく、未来を担う一人一人の子供たちの生き方へとつながることを目的としております。そして、その取組は校内にとどまることなく、保護者はもとより、地域の方々との協働へと広げていくことを目指しております。
最終的には、本事業の目的を達成するために、市内の多くの大人たちがこれまで以上に関わり、互いを認め合いながら、この取組に協働していただけることを願っているところでございます。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 ありがとうございます。
ぜひ、小・中・義務教育学校のみならず、市内在住全ての大人にまで伝わるように工夫していただきたいなと思います。自治会回覧板に子どもサミットのチラシが入っていても面白いと思うし、子どもサミットで決まった内容を代表生徒に議場で発表していただくのも面白いのではないかなと考えております。
そこで今回、2025夏 八千代子どもサミットに参加した生徒の感想を聞かせてほしいと思います。

○澤田新一副議長 嶺岸秀一教育長。

◎嶺岸秀一教育長 参加した生徒たちからの感想を一部紹介させていただきます。
市内中学校を卒業した高校生の1人からは、地域に参画することへの当事者意識が感じられ、小・中学生たちの頑張りに感動しました。他の市、県にも広がってほしいプロジェクトだと思いますとの声を頂きました。
また、中学生の1人からは、サミットに小学生のときも参加しましたが、今回のサミットを通して自分の夢が変わりました。多くの人と関わりを持つ仕事に就きたいと強く思うようになりましたとの声を頂いております。
将来の変化を予測することが困難な時代を前に、あらかじめ解き方が定まった問題を効果的に解くだけではなく、正解のない問いの答えについて、様々な立場の人たちとの対話を通し、諦めず、粘り強く最適解を導こうとする態度は、次世代を担う子供たちにとって最も必要とされる力であると考えております。
これからも、八千代子どもサミットをはじめ、様々な事業を通して、ふるさとを愛し、地域とともに生きる、しなやかでたくましい心を持った子供たちを育んでまいりたいと考えております。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 ありがとうございます。
子どもサミットは八千代市独自の取組であり、常に進化を続けてまいりました。教育の取組としても興味深いし、せっかくのこの取組を八千代市民で共有し実行できるところまで行けたら、八千代市の教育の本気度が伝わって、市外からの子育て世代の流入にも効果があるのではないかと考えております。
教育委員会のみならず、行政との発展・推進を期待して、次の質問に移ります。
高校生魅力発信大使について伺います。
時折フェイスブックなどで面白い発信をしているなと思ってはいたのですが、高校生魅力発信大使とはどのような取組なのかお聞かせください。

○澤田新一副議長 赤城哲寛企画部長。
(赤城哲寛企画部長登壇)

◎赤城哲寛企画部長 高校生魅力発信大使につきましては、市内にある6つの高等学校に通う生徒の中から各校2名、計12名を対象として任命するもので、市内の魅力情報を発信することを活動内容としており、バラや桜などの花や、市の名産である梨、ラーメン店、カフェなど、大使自身が感じる市内の魅力情報について収集や取材を行い、市公式SNSで発信する取組を行っております。
また、懇談会を開催し、シティプロモーションに関する意見交換なども行っております。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 ありがとうございます。
このような取組を通じて、子供や若者たちが自らの意見やアイデアを発信し、地域社会への関与を深めていることは、八千代市にとっても大きな財産と言えると考えております。
今後も、多様な世代が協力し合い、互いの視点を尊重しながら、よりよいまちづくりに向けて歩みを進めていくことが期待されますが、高校生魅力発信大使を任命している目的とスケジュールについてお聞かせください。

○澤田新一副議長 赤城哲寛企画部長。

◎赤城哲寛企画部長 これまで市の情報発信がなかった高校生ならではの目線で感じる市内の魅力情報を発信することで、情報の面白みが増し、幅広い世代の市のイメージアップを図ることを目的に任命しております。
また、シティプロモーションに関し、若者の意見を伺い、今後の取組に活用することも目的としており、令和3年度より毎年任命しているところでございます。
例年のスケジュールといたしましては、7月頃に1回目の懇談会を実施し、大使の任命及び活動内容について説明を行うほか、自身が感じる市の魅力について意見交換を行います。その後、各自情報収集や取材を行い、シティプロモーション課で投稿内容を確認の上、都度公式SNSで発信を行います。2月頃に2回目の懇談会を実施し、大使の活動報告や、本市に何があれば移住・定住の促進につながるかを話し合うといったスケジュールとなっております。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 こうした取組は、単に情報を発信するだけでなく、若い世代が自分たちの視点から市の将来について考え、主体的に関わるきっかけを生み出していると考えております。
特に高校生の意見やアイデアは、従来の枠組みにとらわれない斬新な発想や柔軟な提案につながり、市のプロモーションや地域づくりの新しい可能性を広げています。
実際、高校生魅力発信大使によるSNS発信や懇談会などの活動を通じて、市民や多世代との交流が促進され、地域への関心や愛着も高まっているようです。
今後もこうした多様な世代が協働する場が広がることで、八千代市の魅力がより多くの人に伝わり、活気あるまちづくりにつながっていくと考えられますが、本年度は、8月12日に高校生を対象に開催したワークショップがあったようですが、その内容についてお聞かせいただければと思います。

○澤田新一副議長 赤城哲寛企画部長。

◎赤城哲寛企画部長 社会問題や解決策の多様化により、より多くの立場の人々が政策に関心を持ち、関わっていく必要性が高まってきているという背景から、将来を担う高校生の政策起業という方法を知ってもらい、本市における社会課題解決やまちづくりに関わる機会をつくるため、公益財団法人国際文化会館政策起業家プラットフォームに御協力いただき、にぎわいの創出をテーマにしたワークショップを開催いたしました。
高校生魅力発信大使を含む市内の高等学校に通う生徒14名が参加し、グループを、八千代市における新たな観光資源の発掘と、新川を生かした八千代市のシティプロモーションのテーマに分け、課題の分析から政策立案までを議論してもらいました。
政策案の発表は市長を前に行い、切符1枚で市内の名物や観光名所を楽しめる八千代満喫きっぷや、やっちを活用したショート動画の制作、新川付近で釣堀の開設などの提案があり、最後に市長により講評を行いました。
今回提案のあった内容について、関係部署に情報を共有し、にぎわいの創出に関する取組の参考にしたいと考えております。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 ありがとうございます。
今回は政策起業家プラットフォームの協力があって開催されたようですが、このように高校生の積極的な参画が地域活性化の新たな推進力となる中、行政としても若者のアイデアを柔軟に取り入れ、具体的な施策やまちづくりに反映していく姿勢がより一層求められると考えております。
今後も、多様な主体と協働しながら、八千代市の潜在的な魅力を掘り起こし、市内外へ効果的に発信する取組を進めてほしいし、高校生の考える政策が一つでもかなえられると、やりがいがさらにアップすると考えております。ぜひ御検討いただければと思います。
次に、八千代カルチャータウン地区について伺います。地域の個性を生かしたまちづくりとして、具体的な事例としては八千代カルチャータウン地区におけるまちづくりが挙げられるのではないかと考えております。
地区計画によって産業系の施設が建設可能となり、既に大規模物流施設が操業しておりますが、商業施設についてはいまだ開業していない状況となっております。
まずは、こうした産業施設の建設が可能となった地区計画決定の経緯について確認させてください。

○澤田新一副議長 若林邦典都市整備部長。
(若林邦典都市整備部長登壇)

◎若林邦典都市整備部長 八千代カルチャータウン地区につきましては、平成4年より大規模住宅分譲地として開発が進められておりましたが、社会環境の変化等により、事業が停滞する状況となっていたことから、開発事業者より、主に住宅系の用地として計画されていた県道八千代宗像線の東側の区域を産業系の複合業務用地とするため、平成28年11月に土地利用計画変更の協議の申入れ、平成30年1月に都市計画提案制度に基づく地区計画の提案がございました。
これらを受け、平成31年1月に住宅地区、文教地区、複合業務地区に区分した地区計画を決定し、その後、令和4年3月の市街化区域への編入に当たり、それぞれの地区計画の内容を踏まえた用途地域や高度地区の指定を行ったところでございます。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 ありがとうございます。
それでは、具体的に複合業務地区に進出が予定されている商業施設の状況はどのようになっているのでしょうか。お聞かせください。

○澤田新一副議長 若林邦典都市整備部長。

◎若林邦典都市整備部長 複合業務地区における商業施設につきましては、開発事業者を通じて、進出を予定している事業者に確認したところ、地元自治会への説明会を複数回実施しており、直近では令和7年3月10日に開催したとのことでありました。
施設の具体的な建設時期や内容等につきましては未確定であるが、次回以降の地元自治会への説明会で示していく予定であるとのことでございました。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 この地区は、開発業者の提案を受け、用途地域や高度地区の指定を八千代市が行ったことからも、事業の進捗に対しての一定の責任が八千代市にもあるものと考えます。
買物に対して不便な地域でもあることから、行政側としても引き続き注視していただくことをお願いして、西八千代北部土地区画整理事業について伺いたいと思います。
西八千代北部土地区画整理事業において整備された緑が丘西地域の北西部に温浴施設の出店予定があるということは承知しておりますが、現時点において建設工事に取りかかっている様子は、あまり見受けられないのかなというふうに思っております。
温浴施設のような商業施設は、地域住民の快適性を高める要因となることはもちろんですが、地域住民のみならず、市内外から多くの集客が見込まれることからも、まちのにぎわいの創出につながると考えております。このような観点から、温浴施設の早期建設を望んでいる市民も多くいるのではないでしょうか。
そこで、この施設の建設予定について、市ではどのような情報を得ているのか伺いたいと思います。

○澤田新一副議長 若林邦典都市整備部長。

◎若林邦典都市整備部長 西八千代北部特定土地区画整理事業によって整備された緑が丘西6丁目の土地は、本土地区画整理事業の土地利用計画の計画建設用地の一部として位置づけられ、整備完了後にUR都市機構から民間事業者へと売却されております。
この土地の利活用に当たっては、当該事業者による温浴施設の建設が予定されているとのことから、当該事業者に状況を確認いたしましたところ、当初は令和4年度から建設工事を予定していたものの、コロナ禍による影響などを受け計画の見直しが必要となったことから、事業が遅れているとのことでした。
しかしながら、令和6年には、当該土地にて温泉掘削工事を実施するなど、温浴施設建設に向けて準備している状況であるとのことでございます。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 緑が丘西の温浴施設の新規出店は、民間事業者の事業であることから、市が事業の計画や進捗に関わることはできないことは承知しておりますが、先ほども言いましたように、温浴施設のような商業施設は市内外から多くの集客が見込まれることから、地域のにぎわい創出につながってまいります。
地域のにぎわい創出もまちづくりの一つの観点であることから、市が協力できる範囲において、協力をしていただくよう要望しておきます。
次に、まちづくりを進める上で重要なのは、地域固有の資源や特色をいかに活用し、市全体の魅力向上につなげていくかという視点だと考えます。
これまでにも、歴史的建造物や自然景観、地域に根差した伝統行事など、多彩な地域資源が市内各所で大切にされてきました。こうした資源を最大限に生かしつつ、市民や事業者が一体となって協働できる仕組みづくりも求められていると考えております。
その一環として、各地域ごとの特性やストーリーを掘り起こして、効果的に情報発信を行うことが重要だと考えます。地域の個性を生かしたまちづくりをシティプロモーションにどのようにつなげていくのかお聞かせください。

○澤田新一副議長 服部友則市長。
(服部友則市長登壇)

◎服部友則市長 本市では、京成線や東葉高速線沿線の町並みや、市の北部に広がる自然豊かな地域、また、市の中央部を南北に貫く新川など、地域ごとに異なる特徴を有しております。
本市におけるシティプロモーションといたしましては、新川千本桜やバラなどの花の各種イベントの情報など、市内外に対するPR手段として、市公式SNS等を活用し、各地域の魅力を発信しております。
また、私が任命をさせていただいています高校生魅力発信大使の活動において、現在は大使自身が感じる市内の魅力情報について、収集や取材を行っておりますけれども、各地域の個性を生かすため、例えば大使ごとにエリアを決め、各エリア内の魅力を発見し、情報発信を行うなど、若者の目線で感じる各エリアの魅力が伝わるようなシティプロモーションをすることも方法の一つと考えております。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 市長自らありがとうございます。
市は、地域の個性や多様な資源をより一層活用し、市民、事業者、若者など多様な主体の協働によるまちづくりの推進に努めていただきたいし、シティプロモーションの手法のさらなる多様化、特に若者や地域ごとの魅力を掘り起こし、発信する仕組みづくりを拡充していただくことを要望して、最後の質問に移りたいと思います。
地域経済が元気なまちづくりについて伺います。
10月より、八千代市社会福祉協議会と民間事業者による、いわゆるアプリを利用した社会実験が行われるという話を伺いました。
八千代市社会福祉協議会が予定している社会実験の概要についてお聞かせいただければと思います。

○澤田新一副議長 山本博章健康福祉部長。
(山本博章健康福祉部長登壇)

◎山本博章健康福祉部長 八千代市社会福祉協議会では、買物やごみ出しなど日常生活での支援を必要とする人と、それをサポートする人をつなぐ有償の地域共生型生活支援サービスであるゆいのわ八千代について、民間事業者が開発した地域エンゲージメントアプリを活用した社会実験を、本年10月から開始するとのことでございます。
今回の社会実験は、利用者が支援の対価として使用するゆいのわ券を電子化し、利用者とサポーター双方の利便性と効率性を向上させることを目的としており、通知機能によってゆいのわ券の有効期限切れを防止したり、アプリに登録された年齢、性別、居住地などのデータを基に、地域ごとのニーズなどを可視化することが可能となるものです。
また、アンケート機能を使用して、利用者の声を直接収集することで、サービスの改善や新たなニーズの把握などの効果も期待されるものでございます。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 ありがとうございます。
ゆいのわ八千代については、行政サービスの行き届かないところをカバーする役目もあるので、この社会実験に関しては大いに注目しているところであります。
答弁で御紹介いただいた地域エンゲージメントアプリには、どのような機能が備わっているのかお聞かせいただければと思います。

○澤田新一副議長 山本博章健康福祉部長。

◎山本博章健康福祉部長 本件の社会実験に関する資料によりますと、電子券を使った買物機能やスタンプラリー機能、ユーザー投稿機能など、地域コミュニティの活性化などが図られる機能が装備されているとのことでございます。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 今御紹介いただいた機能によって、地域のつながりや参加意識が高まり、支援する側とされる側双方の利便性向上だけでなく、地域の経済的な活性化にも寄与することが期待されると考えます。
アプリを通じて、リアルタイムでニーズや行動データが集積されることで、より的確なサービス提供や新たなコミュニティ活動の創出につながる可能性の広がりもあると考えております。
こうしたデジタル技術の導入は、住民一人一人の生活の質向上と、地域経済の循環促進を両立させるための重要な基盤となり得るのではないかと考えますが、デジタルスタンプラリーの活用策の検討についてお聞かせいただければと思います。

○澤田新一副議長 佐藤淳也経済環境部長。
(佐藤淳也経済環境部長登壇)

◎佐藤淳也経済環境部長 八千代商工会議所青年部では、地域経済の循環を目的に、スマートフォンを用いた、スマホdeラリーinやちよを8月1日から9月30日まで実施しており、本市でも当該イベントへの後援という形で協力いたしております。
参加店舗で1,000円以上の買物をした利用者に対して、専用アプリをインストールしたスマートフォンを使ってデジタルスタンプを付与し、スタンプを集めることにより、対象店舗で使える商品券と引き換えることができる仕組みとなっております。
デジタルスタンプラリーは、従来の紙ベースのスタンプラリーイベントと比べて、運営業務の効率化につながると同時に、匿名化された参加者のデータを検証することで、どこを巡り、どの店舗で消費が生じたかなどの動線の可視化も可能となることから、今後の施策の参考となるデータ取得にもつながるものと考えられます。
今後も八千代商工会議所や関係団体と連携・協力しながら、地域経済の活性化に努めてまいりたいと考えております。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 ありがとうございます。
八千代商工会議所青年部は、会員企業の自らの会費をこのスタンプラリーの事業費に充てて、地域経済の発展に取り組んでおります。せっかくの社会実験期間を有効に使うためにも、経済環境部の取組・推進への積極的なお力添えをお願いいたします。
続きまして、先ほど御答弁いただいた中で、電子券を使った買物機能についても言及がありましたので、このアプリなどを活用した地域通貨で、地域経済の循環や活性化を図ってはどうかと考えておりますが、執行部の見解をお願いいたします。

○澤田新一副議長 佐藤淳也経済環境部長。

◎佐藤淳也経済環境部長 デジタル地域通貨アプリは、特定の地域内でのみ利用可能な電子マネーやポイント発行を管理することができ、地域内での消費を促進して、地域経済の活性化につながるものと考えられます。
また、決済にとどまらず、イベントやボランティアの参加、日々のウオーキング等の行動に対してポイントを付与することで、様々な地域活動への参加を促し、地域コミュニティを活性化させる効果や、地域住民の健康増進にもつながるものと考えられます。
先ほど御答弁いたしましたデジタルスタンプラリーとアプリ内で統合することにより、来訪・滞在・消費の一連の行動をポイント化し、滞在時間と立ち寄り地点の増加による域内消費の押し上げや、新規来訪者の獲得と満足度向上、立ち寄り地点への利用者の投稿機能による体験価値の可視化を通じて、リピーター育成、参加者の再訪誘発に結びつけられるほか、アプリ内で地域内の様々なスポットを紹介し、訪問を促すことで、観光・商業集積が偏在するエリア以外への回遊を誘導し、混雑緩和や消費の分散を図る効果も期待できます。
このように、デジタル地域通貨は、地域経済の活性化、住民の地域貢献意識の向上、地域住民の健康増進につながる可能性があるものの、まだ課題があることも認識しております。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 ありがとうございます。
たくさんの可能性があるということが示された一方で、課題の点についても指摘されました。課題があるとのことですが、具体的にはどのようなことがあるのかお聞かせいただければと思います。

○澤田新一副議長 佐藤淳也経済環境部長。

◎佐藤淳也経済環境部長 デジタル地域通貨アプリの主な課題といたしましては、アプリの使い勝手の問題、利用者へのプロモーションや、店舗への支援が不足すると、利用者の獲得・維持と加盟店拡大が難しいことが挙げられます。特に、デジタルに不慣れな高齢者層への配慮から、必要に応じて現金、紙の共存ができる設計を行う必要も考えられます。また、初期投資とシステム運用コストがかかることや、人材、運営体制、保守の継続性が重要となります。
参加店舗の負担としては、元金、決済手数料、端末リース料などが発生するため、手数料の圧縮やポイント還元のための持続可能な財源の確保が必要となります。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 ありがとうございます。
まず、課題の1点目としてアプリの使い勝手についてですが、チュートリアルのようなものを開発会社に用意してもらえば、割と解決するんじゃないかなというふうに考えます。
次に、利用者の獲得・維持や加盟店拡大について、私もいきなりこれを市内全域に広げるのは難しいと考えておりますが、一部地域に絞ってスモールスタートを切って様子を見ることもできますし、商工会議所青年部のスタンプラリー掲載店はここ数年継続いただいているので、加盟店の獲得には一定の効果があると考えております。
また、参加店舗の負担についてですが、決済手数料はPayPayであろうとカード決済であろうとかかるものなので、問題があるとは考えておりません。
端末リース料も、アプリで完結していれば、iPadなどを流用すれば必要ないし、iPadなどレンタルしても月々3,000円程度でございます。
以上、財源など課題があるのは分かるんですが、導入の検討をしてみてはどうか、お聞かせいただければと思います。

○澤田新一副議長 佐藤淳也経済環境部長。

◎佐藤淳也経済環境部長 デジタル地域通貨アプリは、中長期的にはスタンプラリーを入り口として観光・商業・福祉施策と連動させることで、持続的な地域経済循環の実現につながるものと考えております。
デジタル地域通貨が流通している自治体は、一部報道によりますと、全国で約120市区あるとのことであります。先行して導入している自治体の事例を参考にしながら、商工会議所や関係団体と連携・協力しながら調査・研究してまいりたいと考えております。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 ありがとうございます。ぜひとも調査・研究のほうをよろしくお願いいたします。
また、社会実験の実証期間が1年では、集まるデータも少な過ぎるのではないかと思います。社会福祉協議会との実証実験後、八千代市として、さらに1年、2年くらい実験期間をいただけるのか等も含めて、その事業者に相談していただけたらうれしいなと思います。
次に、ふるさと納税について伺います。
ふるさと納税制度を活用して、地域通貨の運用をすることも可能と考えられますが、まず、ふるさと納税寄附金の使途の決め方や、ここ数年の寄附件数と金額の推移についてお聞かせください。

○澤田新一副議長 赤城哲寛企画部長。

◎赤城哲寛企画部長 ふるさと納税寄附金の使い道は、八千代市ふるさと応援基金条例において、市の総合的かつ計画的な行政の運営を図るための基本構想において、将来都市像の実現に向けたものとして掲げる事業及びその他市長が定める事業としております。
このため、寄附者が申込みを行う際は、寄附金の使い道を選択し、寄附者の意向に沿った事業に寄附金を充当しております。
また、ふるさと納税寄附金の寄附受入れ件数及び寄附金額の直近3年間の推移といたしましては、令和4年度は5,196件で1億5,576万500円、令和5年度は5,609件で1億5,572万500円、令和6年度は6,825件で1億5,427万6,500円となっており、受入れ件数は年々増加しているものの、寄附金額は横ばいで推移しております。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 それでは、本市におけるふるさと納税の返礼品に係る調達費や事務経費の割合についてお聞かせいただければと思います。

○澤田新一副議長 赤城哲寛企画部長。

◎赤城哲寛企画部長 ふるさと納税返礼品の募集に要する費用は、国が定める基準により上限があり、調達に要する費用は寄附金額の3割以内、調達費を含む募集に要する費用は寄附金額の5割以内と定められており、本市においても基準に適合するよう運用を行っております。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 ふるさと納税の返礼品として地域通貨を提供し、受け入れた寄附金によって得た収入を地域通貨の運用経費に充ててみてはどうかと考えますが、いかがでしょうか。

○澤田新一副議長 赤城哲寛企画部長。

◎赤城哲寛企画部長 仮に地域通貨の発行、流通を開始した場合は、地域通貨をふるさと納税の返礼品として提供すること自体は可能です。
しかしながら、返礼品は市外の方を対象としていること、その他の返礼品と同様、調達に要する費用が3割以内であることや、調達費を含む募集に要する費用が寄附金額の5割以内であることなど、国が定める基準を満たす必要があるほか、提供した地域通貨の利用先についても基準を満たす必要があるため、返礼品として活用するには十分に検討する必要があります。
なお、国の制度改正により、基準がさらに厳格になることもあり、返礼品を地域通貨とした寄附金の受入れ金額については不透明な部分もありますことから、今後も国の動向を注視しつつ調査・研究してまいります。

○澤田新一副議長 小澤宏司議員。

◆小澤宏司議員 ありがとうございます。
本当に、一部署で完結する内容じゃないので、しっかりと調査・研究のほうをお願いしたいと思います。
本日は、公共施設の在り方をはじめ、地域の個性を生かしたまちづくり、地域経済が元気なまちづくりに対して議論させていただきました。
物価の高騰や社会不安の広がりといった先行き不透明な時代の中で、多くの市民や事業者の皆様が、日々の暮らしや事業の運営に不安を抱きながらも懸命に日常を支えておられます。
こうした時代だからこそ、私たち政治に関わる者としては、一人一人の声に真正面から向き合い、何に困り、何を求めているのかを丁寧に受け止め、それを解決へと導く責任があると強く感じております。既存の枠組みにとらわれることなく、市民、議会、行政が三位一体となって課題の本質に向き合い、スピード感を持って解決に挑んでいかなければなりません。
八千代市が持続可能なまちとして、また、掘り起こされていないたくさんの魅力を発信していけるように、私自身もその一翼を担う覚悟で市政に取り組んでまいります。
市長におかれましては、どうかそのリーダーシップをもって、複雑化する行政課題に果敢に挑み、このまちの未来を明るくともしていただくようお願い申し上げ、本日の質問とさせていただきます。の質問を終わらせていただきます。

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