令和4年6月定例会(第2回)6/8 小澤宏司議員 個別質問(抜粋)

令和4年6月定例会(第2回)6/8 小澤宏司議員 個別質問(抜粋)

 

◆小澤宏司議員:皆さまこんにちは。やっと猛威を振るったコロナも落ち着きを見せ始め、これからはウィズコロナと地域経済の発展、そして何よりも住み続けたいまちづくり、住んでみたいと思えるシティプロモーションガ急務であると考えます。それでは早速ではございますが、議長のお許しを頂きましたので本日は
①シティプロモーションについて
②ゼロカーボンシティ
③企業版ふるさと納税
④かわまちづくり
⑤防災道の駅
の大きく5項目におついてお尋ねします。

それではシティプロモーションについて伺います。前段でも触れさせていただきましたが住んでみたい、住み続けたいと思うまちづくりに対してシティプロモーションは非常に重要であると考えます。第5次総合計画のなかでも令和7年をピークに人口減少に転じると予想されておりますが昨年に策定された総合計画、1 第4部「計画の推進のために」の中で,「シティプロモーションの推進」が位置付けられている。具体的にどのような取り組みを行ったか。お聞かせください。

 

A.(Answer 以下A.=市担当者の答弁)昨年3月に策定した「八千代市第5次総合計画」では,令和7年をピークとして人口減少が見込まれるとしております。そのため「多くの方々から愛され,選ばれるまち」となり,また「市民にこれからも住み続けたいまち」となることが,人口減少の抑制に繋がるものと考えております。「八千代市第5次総合計画」では,「計画の推進のために」の中で,「シティプロモーションの推進・観光の推進」を掲げ,市の魅力を創造し,発信していくこととしていることから,その目的に向け全市を挙げて取り組むため,「八千代市シティプロモーション推進指針」を昨年度に策定したところです。具体的には,人口減少への対応と魅力の創造をより明確なものとするため,『定住人口の増加』・『移住人口の増加』・『本市の魅力向上』の3点を達成すべき目的と定めております。今後本指針の目的達成に向け,目標を定めていきますが,目標を定める参考とするため,転入・転出者に対する意識調査の実施や,本市の転入・転出が最も多い20~30歳代で,魅力に敏感で情報拡散力があるとされる女性の意見を反映させるため,同年代の女性市職員で構成した庁内会議を昨年度実施しております。また,本市のホームページにおいて,移住に関する情報や市の魅力を紹介するページを作成し,市内の風景やイベント風景,観光地等の写真や動画を用いて市の魅力を随時発信しております。

 

◆小澤宏司議員:ありがとうございます。『定住人口の増加』・『移住人口の増加』・『本市の魅力向上』を達成すべき目的としているとのことで、会派市民クラブの思いと一致していることが確認できました。
2 推進指針の策定や,20~30歳代の女性市職員で構成した庁内会議を実施するなど,第5次総合計画に基づき事業を順調に進めているようだが,今後の取組についてお聞かせください。

 

A.昨年度実施した転入・転出者に対する意識調査の分析に加え,庁内会議での意見などを参考に,シティプロモーションの目標を設定してまいります。目標設定後は,庁内での取組を加速するため,各部署で実施している事業のうち,目標に沿った取組を抽出し,事業の進捗管理を行っていく予定です。また,FacebookやTwitter,LINEを引き続き活用し,市に関するタイムリーな話題や,魅力を積極的に発信するとともに,Instagramの導入についても検討するなど,市の魅力発信を推進していきたいと考えております。

 

◆小澤宏司議員:ありがとうございます。SNSの活用が最近始まったことについては承知しています。現在の発信方法もこれはこれで良いと思うのですが一方的な発信になっていることが気になっています。市内で活動している団体。特に市民活動支援金、1パーセント助成制度を利用している団体にスポットを当て、その団体の成り立ちからストーリー仕立てで紹介することで面白いことをやってるな。とか官民の連携が出来てる印象が与えられると考えます。是非、ご検討ください。
続いて3 市制施行55周年におけるシティプロモーションに係る取組はどのようなものがあるか。

 

A.市制施行45周年記念事業の一環として誕生した本市のイメージキャラクター「やっち」が今年で10周年を迎えることから,誕生10周年を記念し,市内外よりお祝いのコメントを募集する企画を考えております。また,令和4年1月1日に市制施行55周年の節目を迎えたことを記念し,第5次基本構想に掲げる本市の将来都市像「人がつながり 未来につなぐ 緑豊かな 笑顔があふれるまち やちよ」と基本理念『誇りと愛着』・『共生と自立』・『安心と安全』を表現したPR動画の作成を企画しております。撮影については,消防本部警防課が保有する無人航空機(ドローン)等を活用して行っており,市ホームページやYouTube等にて,本年12月の公開を予定しております。

 

◆小澤宏司議員:ありがとうございます。楽しみにしております。ちなみに八千代商工会議所青年部も今年創立30周年ということで、八千代市内のお店を知ってもらうために8月から二か月間、旅行券や豪華賞品を用意してデジタルスタンプラリーを開催する予定です。市内の商工業の元気なところもPR動画に入れてみるとよいのでは?と考えました。是非ご検討ください。

次に4 地域振興や観光振興を目的とした「ご当地ナンバー」及び「地方版図柄入りナンバープレート」の導入もシティプロモーションの推進の一環であると思われる。今回の追加募集では導入要件が緩和されたようが,市の状況は。

 

A.自動車のナンバープレートにご当地ナンバーを単独市区町村で導入する要件は,従前は対象地域内の普通自動車などの「登録自動車の数が10万台を超えていること」となっておりましたが,今回の追加募集より,「登録自動車及び軽自動車の数の合計が17万台を超えていること」の要件が追加されました。このことにより軽自動車の台数も算入できることとなりましたが,現在確認できる令和2年度末時点での本市の登録自動車及び軽自動車の数は,登録自動車が65,510台,軽自動車が26,802台で合計92,312台となっており,どちらの要件も満たさない状況となっております。

 

◆小澤宏司議員:現在の保有台数では,今回の追加募集の導入要件を満たしていないことがわかりました。では,直近3年間での市の自動車保有台数の推移はどのようになっているのか。

 

A.本市の自動車保有台数の推移は,直近の3年間で申し上げますと,平成30年度末時点では登録自動車が65,006台,軽自動車が25,623台の計90,629台,令和元年度末時点では登録自動車が65,062台,軽自動車が26,082台の計91,144台,令和2年度末時点では,先ほど申し上げましたとおり,登録自動車が65,510台,軽自動車が26,802台の計92,312台となっております。

 

◆小澤宏司議員:推移を見ても,どちらの場合も今後導入要件を満たすのかどうかはわからない。ご当地ナンバーは単独市区町村で導入するほかに,複数市区町村で導入することもできるが,こちらで検討してみてはどうか。

 

A.自動車のナンバープレートにご当地ナンバーを複数市区町村で導入する場合,従前の導入要件では対象地域内の「登録自動車の数が概ね5万台を超えていること」としておりましたが,今回の追加募集で,「登録自動車及び軽自動車の数の合計が概ね8.5万台を超えていること」の要件が追加されたところです。いずれの場合も,複数市区町村で導入する要件を満たしていることから,地域間連携を行うことは可能ですが,連携する地域や表示名及び図柄の調整のほか地域住民の合意形成などが必要となることから,引き続き国の動向を注視しながら,地域間連携による複数市区町村での導入などの研究も進めてまいります。

 

◆小澤宏司議員:ありがとうございます。かわまちづくり計画で密接にかかわりあう佐倉市との連携も面白いと考えます。確かURと電通さんが主導する会議に佐倉市、千葉市、八千代市からもどこかの課が出席していたと思いますので話を詰めていただきたいと思います。折角プロの広告会社が居るので是非相談してください。

それではゼロカーボンシティについて伺います。昨年度、服部市長よりゼロカーボンシティ宣言が発表され1年が経ちますが、まずゼロカーボンシティの定義についてお答えください。

1 ゼロカーボンシティとは

 

A.ゼロカーボンシティとは環境省により,2050 年に二酸化炭素などの温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と森林等の吸収源による除去量との間の均衡を達成し,二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが又は地方自治体として公表した地方自治体をゼロカーボンシティと定義しています。

 

◆小澤宏司議員:宣言しようとしまいと自治体としての努力はしていくべきだと思いますが、近隣自治体に先駆けて宣言をしたわけですから他所より早めの計画を示さなければならないと考えます。それでは達成までのスケジュールはどのようになっているか?

 

A.国は2050 年のカーボンニュートラル実現に向け,2030 年度の温室効果ガス排出量を2013 年度比46%削減する中間目標を掲げており,目標達成に向け,各種施策を動員しているところでございます。

 

◆小澤宏司議員:風力や小水力、など自然エネルギーにもいろいろある訳ですが、平地である八千代市においては太陽光くらいしか想像できないのですが、現状での検討事項について,できる・できないは別として,どのようなことを検討しているのか?

 

A.2050 年ゼロカーボンシティ実現に向けては,人々の生活や企業の事業活動におけるエネルギー消費を抑えるとともに,温室効果ガスを排出しない再生可能エネルギーを積極的に活用していく必要があります。本市といたしましては,公共施設の屋根に太陽光パネルを設置することや一般住宅への導入方策,ゼロカーボンシティ実現に向けた事業者との協定締結などを検討しているところでございます。

 

◆小澤宏司議員:ありがとうございます。前回の澤田議員の質問から検討が進んでいるとのことで安心しました。ちなみに市内での二酸化炭素排出量は,太陽光発電に換算するとどの程度の面積となるのか?

 

A.平成26 年版千葉県環境白書に掲載された二酸化炭素排出量削減効果の計算方法を参考に,環境省策定の自治体カルテ等の数字を用いて,ある一定の条件のもと試算いたしましたところ,令和元年度における本市の二酸化炭素排出量削減のために必要な太陽光パネルの面積は,本市の面積の約28%を占めることとなります。

 

◆小澤宏司議員:本市の面積の28パーセントという数字を聞くと途方もない宣言をしてしまったなという感じもしますが庁舎のスリム化とゼロエネルギービルの方針を打ち出しておりますからその部分について伺いたいと思います。まず、ZEBのランクについて説明をお願いします。

 

A.ZEBのランクの説明にあたりましては,まず,その考えの基準となる省エネルギーと創エネルギーの説明をさせていただく必要がございます。省エネルギーとはいわゆる省エネと呼ばれるもので,消費するエネルギーを削減するという意味です。これに対して,創エネルギーは,創るエネルギーと書いて創エネルギー,創エネと呼び,身近な事例で説明いたしますと,太陽光発電や風力発電,水力発電など,エネルギーを創り出すことを言います。この組み合わせにより消費する一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物を総称してゼロ・エネルギー・ビルディング,ZEB建物と呼びます。
それでは,4段階に区分されているZEBランクについて説明いたします。
まず,一番下のランクである,ゼブ・オリエンテッド(ZEB ORIENTED)から説明いたします。こちらは,ZEBの定義において,平成31年3月に新たに追加されたもので,延べ面積10,000平方メートル以上の建築物におけるZEB化の実現・普及を目指したものとなります。事務所や学校,工場などの建築物において,従来の建物で必要なエネルギーを100とした場合,既にある省エネ技術に加え,現時点で評価されていない省エネ技術も導入し,40パーセント以上の削減を達成した場合,ゼブ・オリエンテッドの評価となります。
次に,ゼブ・レディ(ZEB READY)につきましては,従来の建物で必要なエネルギーを100とした場合,従来の省エネ技術を用いて,50パーセント以上の削減を達成した場合,ゼブ・レディの評価となります。
次に,ニアリー・ゼブ(NEARY ZEB)につきましては,こちらの指標はゼブ・レディの基準,すなわち,50パーセント以上の省エネを図り,かつ,太陽光発電などの創エネを用いて,従来の建物で必要なエネルギーを,25パーセント以下にした場合,ニアリー・ゼブの評価となります。
最後に,最上位の評価であるゼブ(ZEB)につきましては,ニアリー・ゼブと同様にゼブ・レディの基準まで省エネを図り,さらに太陽光発電などの創エネを用いて,従来の建物で必要なエネルギーを0以下にすることができれば,ZEBの評価となります。

 

◆小澤宏司議員:ありがとうございます。非常に理解しやすい答弁でございました。それでは本市の
新庁舎が目指すZEBのランクは?

 

A.新庁舎が目指すZEBのランクは,現時点では,4段階のランクについて,それぞれ建設に係るイニシャルコスト並びにランニングコストについてお示しすることができない状況でございます。現在,新庁舎等建設基本設計の委託事業者の公募選定手続きを行っており,7月中旬までに委託事業者の決定,契約の締結を予定しております。今年度,基本設計を策定していく過程で,ZEBのランクにおいて,どの程度のイニシャルコストがかかるのか,また,どの程度ランニングコストが削減できるのかを,年内中にお示しし,市民や議員の皆様のご意見を伺った上で,決定してまいりたいと考えております。

 

◆小澤宏司議員:ありがとうございます。市民の関心もそれ相当なものですが議員の考えも全員が同じ方向ではないと考えます。八千代市だけでゼロカーボンを達成させるのか?またはCO2排出権的なものを利用していくのか?そのためにかかる費用の概算などが揃わないと議員としての判断も難しいと言わざるを得ません。庁舎のZEBランクもそうですが2030,2050に向けた大まかなスケジュールを早めに頂きたいです。それによって、我々も視察研修の内容、スケジュールが変わってきます。なかなか難しいとは思いますが言った言わないで上げ足を取るようなことをする議員は八千代市議会にはおりませんので早めのご提示をお願い申し上げ次の質問に移ります。
企業版ふるさと納税について伺います。

1 企業版ふるさと納税とはどのような制度なのか?

 

A.企業版ふるさと納税制度は,平成28年度に創設され,国が認定した地方公共団体の地方創生の取り組みに対し,企業が寄附を行った場合に,法人関係税から最大で寄附額の約9割の税額控除がされる制度で,地方創生の取り組みや地方への資金の流れを加速化させることなどを目的に導入されております。

 

◆小澤宏司議員:税額控除が約9割だとしても1割は余分に収めるわけですよね?
2 寄附することで,企業側にどのようなメリットがあるのか?

 

A.企業版ふるさと納税を活用する企業のメリットといたしましては,企業の地方創生や地域の課題解決に向けた取り組みを支援する姿勢を社会にPRすることができることや,SDGsの実現に向けた支援活動としても認知されることなどで,企業のイメージ向上につながることがございます。また,寄附先自治体とのつながりを深めることで,地域の資源を生かした新事業の開拓などビジネスチャンスに繋がるということも想定されております。

 

◆小澤宏司議員:ありがとうございます。実は八千代市の中でも比較的規模の大きな事業所でかつ、八千代市以外に関連会社を持っている企業にふるさと納税を八千代市に収める意向はありますか?という質問をしました。そこで伺ったのは、どの会社も地域と共に成長していく。または地域貢献を第一に考えているのでそれは難しいとのことでした。また本社がある地域へのふるさと納税も認められないようです。そこで伺います。
3 企業からの寄附金をどのような事業に充てるのか?

 

A.地域再生計画では「それぞれの結婚,妊娠・出産,子育ての希望をかなえる」,「やちよの魅力を創出し,新しい人の流れをつくる」,「魅力あるしごとをつくり,地域経済の稼ぐ力を高める」,「誰もが安心して暮らせる持続可能なまちをつくる」,を4つの基本目標としており,企業からの寄附金は,これに紐づく事業に充当いたします。

 

◆小澤宏司議員:ありがとうございます。まあ言うなれば八千代市としてどこにでも配分可能にするための大枠で募集しているというイメージなのですが、例えば千葉県に一つしかない防災道の駅に一年限りのネーミングライツや企業PR看板設置などができると謳って防災関連や自然エネルギー関連の団体と協議をしてから関連企業が興味を持てる基本目標を創ることで収入が得やすくなる効果があると考えます。又は農業振興に対する新たな取り組みの社会実験を行うとか、観光推進では新川のサイクリングロード整備に関して企業名を載せた〇〇建設ロードなども良いのではないかと考えます。是非ともご検討ください。それでは次の質問に移ります。

印旛沼流域かわまちづくり計画は,各市町において事業を実施しており,本市では新川における親水性,防災機能に資する基盤整備及び施設整備を進め,併せて新川周辺の水辺環境を活用する事業の検討を進めていることかと思いますが,現在までの進捗状況を教えてください。

 

A.印旛沼流域かわまちづくり計画につきましては,印旛沼流域4市2町が主体となり,河川管理者である千葉県と連携し,ハード整備及びソフト施策を実施することとしており,ハード整備では,盛土や護岸の階段などの基盤整備を千葉県が,トイレやベンチなどの施設整備を各市町が行うこととしております。本市においては,阿宗橋一里塚の施設整備工事を令和3年度に実施し,休憩施設,トイレ,駐車場などの整備が完了し,供用を開始しております。また,道の駅やちよに隣接する八千代橋水辺拠点では,千葉県による階段護岸や坂路などの基盤整備工事が令和3年度から開始されており,令和4年度も引き続き行われる予定です。
本市では,千葉県の工事が完了した後,イベント等における利活用が可能な芝生広場のほか,ベンチ等の休憩施設の整備を予定しております。このほか,新川周辺の水辺環境を活用する事業として,観光船の運航について,担当部局において船の運航の可否などの調査を行っており,引き続き観光船の運航について検討を進めております。

 

◆小澤宏司議員:
今後について
現在の計画は令和4年度で計画期間を終えると聞いていますが,新たな計画の策定や県立八千代広域公園周辺の水辺拠点の整備など,今後の予定はどのように考えていますか。

 

A.現在の計画につきましては,令和2年3月に計画変更し,計画期間を令和4年度末までに延長しており,計画の再延長は予定されておりませんが,新たな計画の策定につきましては,千葉県及び近隣市町と今後の方針を協議してまいりたいと考えております。また,現在の計画において構想案として掲げている県立八千代広域公園周辺の水辺拠点につきましては,新川における親水性を高め,県立八千代広域公園との一体的な利活用が見込まれることから,引き続き水辺拠点の整備に向けて河川管理者の千葉県と協議を進めたいと考えております。

 

◆小澤宏司議員:ありがとうございます。当初の予定というか構想では八千代広域公園にも船着き場が設置予定だったはずだが、令和4年度中の整備の中には組み込まれていないことが県会議員の方から報告を受けています。近隣市町村や河川管理者との協議も勿論すすめて頂きつつ最悪の場合は八千代市単独でも推進していただきたいと考えます。3億以上かかる整備であれば国土交通省の補助金のメニューがあると伺いました。また、新たに整備する八千代橋水辺拠点や,拠点間の利活用を図るため,今後,民間事業者を交えた意見交換会などの開催を要望させていただき次の質問に移ります。

最後に防災道の駅について伺います。全国に39か所しかない防災道の駅は国側の担当者目線で見れば実績を残したい力の入る事業になるということを伺いました。そこには選ばれた自治体の思いや、やる気がとても重要だということでした。昨日の西村議員の質問と被るところもあると思いますがもう一度ご答弁のほどお願いいたします。まず、進捗状況についてお聞かせください。

 

A.防災道の駅やちよ整備検討会につきましては,災害発生時に必要な防災施設等の整備と平常時の役割や賑わいの創設などを連携させた検討が必要であるとの観点から,市職員に加え広い視点・知識で検討できる学識経験者や農業・観光・商業・防災などの様々な分野からご意見を頂くことのできる民間有識者,さらにオブザーバーとして国・県の職員の方に参加をいただき開催してまいりました。検討内容といたしましては,道の駅やちよの現状や特性を踏まえたうえで課題を洗い出し,災害時と平常時に求められる機能について検討をいたしました。その検討内容を踏まえ,施設整備や道の駅としての賑わいの創出や活性化を目指す上での整備方針として「行ってみよう道の駅~農と遊びと防災と~」を定めました。また,平常時と災害時の将来イメージを作成し,それを基に,整備する施設の規模など,整備要領を具体化する「防災道の駅やちよ整備計画」を検討会として策定いたしました。

 

◆小澤宏司議員:様々な民間有識者という答弁がございましたが、おそらくその中に整備後の実際のプレイヤーとして動ける人がどれだけいるのかが気になるところであります。農商工の連携を考えているのであればその部署の実働する方に来ていただかなければならないし、ドッグランやキャンプ場などを考えているのであればその分野のスペシャリストを呼ばないと意味がないものと考えます。これについてどのようなものを考えているか。おきかせください。

 

A.今後,この計画により,八千代ふるさとステーションについて,老朽化に伴う施設更新や,更なる施設利用の賑わい創出に加え,災害時における防災機能強化を取り入れた,基本設計等を今年度中に行うこととしております。その後は,農林水産省所管の交付金を活用して令和5年度には実施設計を,令和6年度には施設の拡充などを視野に入れた大規模リニューアル工事を行う予定でございます。また,防災備蓄品を保管する倉庫などについては,国土交通省所管の交付金等も活用しながら令和5年度までに整備することとしております。
やちよ農業交流センターにつきましては,トイレの24時間化のための,動線等の検討を今年度より行っております。さらに,本年4月には,国において国道16号からやちよ農業交流センターへのアクセス道路等が新規事業化され,今後,調査及び設計等が行われるものと考えております。

 

◆小澤宏司議員:ありがとうございます。本日の質問は担当部署こそ違うものの私の中では本市の魅力につながる一連の流れを考慮して質問させていただきました。気になっているのは各部署との意見交換の中で八千代市の目指す方向性に対して意識の統一が今一つなされてないように感じました。かわまちづくりと防災道の駅が連動することはもちろん、再生可能エネルギーと防災も密接に繋がりますし、千本桜祭りなどの開催にも好影響を与えるシティプロモーションにもつながることになります。市長、副市長の元、企画部が全体の大きな絵を描いて、そこにまつわる有識者というよりは実働する方、またはそういったフィールドで実績のある方の意見を参考に精査し、そこからスリムにしていく流れをつくらなければならないと思います。私から見る今の流れは予算に縛られ思い切った発想が出来ない各部署が体裁を整えているようにしか映りません。55周年を迎える八千代市でありますから明るいワクワクするような今後の展望をお示しいただくことを心からお願い申し上げ本日の質問とさせていただきます。

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